労働トラブルを低予算にて解決していく為の最初の一手は?(労基から労働審判直前まで)
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目次
- イントロダクション
- 【内容証明郵便の出し方は?代理人依頼が一番?いえいえとても簡単です。】
- 【健康保険傷病手当申請書にていつごろ振り込まれるか少し不安?】
- 【市の無料弁護士】
- 【労働基準監督署のあっせん制度を利用して問題解決へ向かおう!】
- 【労働基準監督署のあっせん制度を利用して問題解決へ向かおう!(2)】
- 【法テラスを利用する為の資格は?報酬基準って何?費用は?】
- 最後に
イントロダクション
どうも、管理人のかわせみです。
ココ暫くは、昔書いていたブログのリライトが続いています。
今回も、以前の記事のリライトです。
今回は労働トラブルに巻き込まれた私のかみさんの内容です。
昔から労働環境が悪い企業さんはたくさんあったと思います。
ここ最近では、「ブラック企業」なんて言われていますが、
以前からあっても、そこまで大きな問題にならなかったのは、
「法律を遵守しよう!」
「法律を遵守させよう!!」
という流れが強くなってきたからだと思います。
そうはいってもどうすれば、、、
いう方もいらっしゃると思いますが、
そんなときは、同じ境遇の人に話しを聞くか、
聞けなければ、そういうことを教えてくれるところに
いくことです。
今回の記事は、そんな方にはドンピシャな内容ですので、
どうぞゆっくり読んでいただけるとあなたの一助になると思います。
ではでは、どうぞ
【内容証明郵便の出し方は?代理人依頼が一番?いえいえとても簡単です。】
休職状態から何の連絡もない職場の態度に対して、
いてもいられなくなり無料弁護士さんの助言を聞き入れ、
「内容証明郵便」なるものをはじめて書いて送ってみた。
この書類めんどくさいのね。
普通の郵便局だと送れなくて、
大きい郵便局でないと送れないらしい。
内容は200万よこせ!!との内容なので、
相手もたぶん無視するんだろうなぁ。
と思った今日この頃です・
(文面に関してはきちんとした内容で送ってありますw)
P.S. この書面はいろんな所で有効なので覚えておくと損はありません。
作成した書類:内容証明郵便
相手に対しての意思表示を第3者(郵便局)
に証明してもらう書類です。
後々のトラブル「送った」「送ってない」を防ぐ為の手段です。
カミさんの事業所に対して内容証明郵便を送ってすぐに、
職場から、「あなたは休職中となりました」
と書かれた紙が来ました。
なぜか、その休職通知書面には責任者の印鑑がありませんでした。
ま、この程度の職場なのだと、かみさんは呆れていましたが。。。
それから数日後今度は、職場の親会社の社長から
対抗してかどうかわからないが、
内容証明郵便にて「あなたの言ってることはよくわからないので、
お金ははらえません。」
という内容の紙が届きました。
カミさんとしては、予想済みであったのであろう。
【健康保険傷病手当申請書にていつごろ振り込まれるか少し不安?】
トラブルに巻き込まれ、仕事がしばらく出来なくなったカミサンの
傷病手当金の申請をしたんだけれども、
申請が降りるのはいつか?
申請が通ってもいつ振込まれるか?
などドキドキしながら連絡を待つ日々。
私自身は割とお気楽極楽でまっていたんだけれども、
カミサンは相当不安そう。
カミサン曰く、
「あなたにだけ働かせて、申し訳ない」
とのこと。
「働けないから、仕方ないんじゃないの。」
「無理に働こうとして体壊されるほうがこっちとしては大変なんやし。」
「ま、また神様が長期の休暇をくれたと思っておけばいいよ。」
と言って、
すこし励ましたがカミサンの精神状態のことを考えると
早くおりて欲しいと願う今日この頃です。
PS 私自身、健康で働けなくなることなんて微塵も考えたことがなかったのでお国には感謝です。
(日頃はそうは思っていないけど)
作成書類:健康保険傷病手当申請書
2008年3月10日
【市の無料弁護士】
カミサンが巻き込まれたトラブルに対して、
市が窓口になっている無料相談に行ってきた。
予約はカミサンがとってくれたので、私はお供するだけ。
ただ、同席してもいいものか。うぅ~ん。
「私は席を外した方がよいでしょうか?」
「あなた(カミサン)がよければ大丈夫ですよ。」
となり、同席をする。まずは一安心。
で、肝心の中身は、、、、
「難しいですね。」
「もし、こちらが先生にこの依頼をしたいといった時、
受けて下さいますでしょうか?」
「うけません(キッパリ)」
「・・・」
「ま、そうだろうな」
と思いつつも殴りかかってやろうかと思うほど
激しく憤りを感じました。
依頼を受けてくれなかったことに対してではなく、
相談を受ける人間の態度ではないことにです。
「良い弁護士さんに会えてよかった。」と
色んな人が・色んな場所で・話したり・書いたりしているとき、
私自身は、「弁護士さんに良いも、悪いもあるもんか」と思っていましたから。
やっとわかった気がした今日この頃です。
分かったこと:市役所の無料相談の弁護士さんには、過度の期待は禁物!
【労働基準監督署のあっせん制度を利用して問題解決へ向かおう!】
無料弁護士さんとの相談中に
「そういうことは、行政に訴えるのが一番よいですね」
だとさ。w
そんなことは、このヘボ弁護士さんに
言われんでも考えていたわけで、、、、
ま、弁護士さんと相談したあとに、
労働基準監督署に出向きました。
細かな内容までは覚えていないが、
監督官は結構きちんと話を聞いてくれました。
「はい。そうですか。その気持ちよくわかるんですけど、
給料の未払い等そういうことでないと、
監督署も動くに動けないんです。」
少しがっかりしているカミサンを見て、監督官は
「う~んとですね。最近始まったばかりの制度なんですけど、
”あっせん制度”っていうのがありまして、労働者と使用者の間の
トラブルを解消しましょうってものなんです。
もし、よければ検討してください。」
私はこの監督官の言動にすこし、戸惑いを覚えた。
以前、私は今の住所に移ってしばらくは、
コンピュータ関係の仕事をしていた。カミサンの
すこしでも近くに居たいという思いと、
関東で仕事をしてみたいとの思いで見つけた職場だったのだが、
仕事の進め方について社長以下重役の考え方についていけず、
退職することになった。退職してからも
・給与明細が送られてこない(PDFで送ると重役明言)
・退職日を繰り上げさせられた(辞める人間に金を払うのが惜しかったんだろう)
なもんだからカミサンは怒って、嫌がる私の手を引っ張り、
基準監督署につれていかれたとき監督官は
「退職は合意の上でしょう?だったら問題ない」
「未払い給与は問題で調査に当たりますが、何か証拠は?」
「こちらは管轄外ですので、管轄の基準監督署にお願いします」
といった内容だったからだ。この監督官とは、
今の職場のときにお会いしたことがあります。
相手もえらく驚いてました。(そりゃ、そうだろな)
今は昔とは違うんだなと少し思った今日この頃です。
※数年前から労働局が主催している制度で詳しくは、
お近くの労働基準監督署で。
http://www.roudoukyoku.go.jp/roudou-soudan/3.html
労働基準監督署の担当官が言っていた
“あっせん制度"に申し込みをすることを決意。
カミさんを味方にできなかった今までの上司はさぞ、
大変だったろうなっ。と思う今日この頃でした。
2008年6月10日
【労働基準監督署のあっせん制度を利用して問題解決へ向かおう!(2)】
カミさんと職場のトラブルにて、労働局が支援する"あっせん制度"の日が来た。
職場と対決することなんて、やたらめったらあることではないので多少緊張していたが、横のカミさんの顔をみるとなぜか落ち着いている。
う~ん。女の人だけど、『男前だなっ』て惚れ直した。(笑)
時間が来て、まず私たちの言い分を"あっせん"委員に聞いてもらった。
その後、職場の言い分"あっせん"委員が聞き、再度私たちが、職場の言い分で納得できるか?
という流れだった。
職場の言い分がどのようなものなのかを
ワクワクしながら聞こうとしたのだが、
なぜかモジモジするあっせん委員。
「???」
と思いつつ聞いてみると。
「あまりにも金額の差がありすぎるので、
不成立になるのは分かっていますが、
解決金○○円で手を打ちませんか」と職場は言っておられます。
とのこと。
(解決金というよりも、寸志程度の金額でした)
どこまで、人を馬鹿にする職場かとおもった今日このごろでした。
P.S.労働裁判に強い弁護士さんを探そうと思った今日このごろでもあります(プンプン)
※今回はお互いの主張に大きな隔たりがあるとして
「打ち切り」となりました。
しかし、この「あっせん」にて問題が解決することは
多多あります。
そうすれば、金銭はもちろん、時間が大きく節約でき、
なにより、精神的な苦痛に終止符を
打つことができます。
一人で悩まず、お近くの労働基準監督署でご相談を。
http://www.roudoukyoku.go.jp/roudou-soudan/3.html
【法テラスを利用する為の資格は?報酬基準って何?費用は?】
弁護士さんを探す過程の中で"法テラス"という組織があり、
運がよければよい弁護士さんにも会えるとの情報を仕入れた。
今までに会った弁護士さんはあまりいい弁護士さんではなかった過程があったので、
「今度、法テラスで相談にのってくださる弁護士さんが良い人でなければあきらめよう」
と互いに思っていた。
名前が呼ばれ,相談をしたときの
あの優しく・穏やかな声は一生忘れない。
弁:「そうですか~ぁ。それは大変だったね。」
弁:「戦い方はいろいろありますよ。」
「それはあなたが如何したいかですよ。」
今までの職場との経緯で感情が高ぶり、
うまく整理をして話をしていないカミさんの話を、
こんなに優しく聞いてくれる弁護士さんはいままでいなかった。
私はもうこれで十分だった。ここで終わっても悔いはない。
心の底から思った。カミさんも同じ気持ちだった(らしい)
この手の裁判は時間が掛かるらしい上に大変なのでこんな対応を
してくれる方は本当にいなかった。
ひととおり、話を終えると規定の時間になったので、
弁護士さんが私たちに、
弁:「どうしますか?継続にしますか?」
わ:「??」
私としては、
この事件は勝つ見込みが少なく
この弁護士さんも難しいですね
っと言う言葉がでてくると思っていた。
わ:「継続ってなんですか?」
「この事件を引き受けてくれるということですか?」
弁:「そうですよ。」
「詳しく私の事務所で日を改めて、
「話しをしてくれると助かるのですが。」
涙が零れ落ちそうになった。
詳しく話を聞いてもらう日を決めて、お礼を言い帰った。
今日ほど、この件でがんばってきて良かったと思う日はなかったなぁと思った
今日この頃であった。
※法テラスは法律的に救済を受けたいと思っていても、
金銭的に困難な方々を救済する等を
目的としている国が設立した公的な法人(会社)です。
https://www.houterasu.or.jp
最後に
リライト部分はココまでですが、
このあと、この弁護士先生に事件を依頼して、
労働トラブルに関する「裁判労働審判」にて会社と争い、
和解することとなりました。
およそ2月から12月までの10ヶ月間、
短い時間の様にかんじますが、当事者にとっては
とても苦しく、長く、辛い10ヶ月でした。
もし、同じ境遇の方がこのブログをみて同じ様になされるおつもりでしたら、
一言だけお伝えしたいです。
一緒に戦ってくれる人を見つけて戦ってください。
最後の最後までやってみて、
結果がどうであれ、その方と一緒に入れて良かったと思える人を
見つけてください。一緒にやり遂げたと感じるはずです。
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